一方で、のびのびいられる豊かな自然、地域ぐるみで子どもを見守ってくれる人のつながり、暮らしの智慧の詰まった伝統、これら大切なものは、田舎にこそたくさんあったりして。
SOLはまず、そんな愛すべき田舎で暮らす人たちの笑顔のための活動を少しずつ広げてきました。「イマ・ココでしかアプローチできない」という作業療法のマインドをベースに、必要な支援をできるだけ迅速に。そして乳幼児や児童、そして妊婦や親たちと共に歩みながら心の太陽を照らす事業を、地域の人たちと一緒につくりだすことができてきました。
活動をしているうちに、あらためて気がついたことがあります。それは、障がいや生きづらさがなくても、ここで暮らす地域の人でなくても、自分らしく強く成長していく姿や、自分らしさを回復していく姿でした。
実は設立当初から「赤ちゃんから親子・高齢者まで、どこで生まれたなど関係なく、ここの人もよその人も、障がいもあるなし関わらず、イマ・ココにきた人たちが互いに支え合う」ことを設立目的として、みんなが対象だと定めていたのです。
そして設立5年目となる今あらためて、いわゆる「福祉」の枠と地域の枠をもっと超えていくことにしました。もっともっと、みんなのために。
2018年に法人設立したSOLの収入は、現在ほとんどがアトリエモモの福祉事業給付金(国保)や助成金によるものです。
立ち上げ期を経て、SOLは次のフェーズを目指しています。笑顔のエネルギーを、さらに越境して伝えていくために、体制を強化し、自主事業を拡大していきたい。その初動を、みなさんと一緒に踏み出したい。そんな想いで、寄付金の募集をはじめました。