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タカラモノ体験

なんじゃもんじゃを始めた思いと、大切にしていること

中山千春
2023-03-11

2018年にスタートした、なんじゃもんじゃ。
「なぜ、こんな活動をしているのですか?」と問われたら...
「子どもたちが体験を通じて人と人のつながりを感じ、つながることができる力を自分の力にしてほしいから。」というのがこたえです。

自然を体験することもですが、何よりも、子どもたち同士のつながりの中での育ち合いを大切にしています。そして登録制にしているのは、単に体験だけを提供するイベントではなく、しっかり関わり合い、しっかり育ちを支えたいから。

なんじゃもんじゃでは、生きるために必要な
自分でまずは試行錯誤する→考える→人に相談する→新しい自分と出逢う
を、自然体験を通じて体感してもらいたい、と思っています。

さらには、体験を通して、いろんなことに問いを立ててほしい。
たとえば『鶏の命をいただきます』の体験では、スーパーに売っている鶏肉はどんな風にスーパーまでくるのか?砂ずりはひとパック8塊くらいだけど、何匹の命がこのパックにのっているのか?なんで、人間は鶏肉を食べるようになったのかな?昔の人は、どうやって鶏を食べてたのかな?などなど、命が食卓にあがるまでを考え、いろんな問いを。

そうして
『自分で気づく』
『自分やみんなと一緒に考える』
『そして行動する』
『学校以外で自分らしさを出せる場所を作る』
というなんじゃもんじゃの目的に近づき、子どもたちが心の底から遊んでいる姿には、どんなに苦労があっても「やっていて良かった!」と思えます。

上手くいかなくても火がつくまでやり続ける子どもたちの姿をみつめながら、『やりたい気持ち』がどんな結果でも人を支え次の行動につながり、明日につながる。それは、大人になっても同じで、心に熱をもち続け、行動し続けて、一歩を踏み出す次の力になるなあ、と改めて考えさせられます。

去年までは、小学生以上の参加は子どものみの参加にしていました。
今年はなぜ親子活動にしたかというと…
家族で自然体験もできますが、なんじゃもんじゃに参加する時は親も子どもに戻って、我が子と一緒に存分に楽しんで欲しいから。それがきっと、親子の一生の思い出につながっていく。その願いのもとに、色々と議論もありましたがやってしまいました。そして結果は...心の底から楽しんでいる親子の顔を見れて、本当に本当に本当に本当にやってよかった!!

子どもたちが育つために
・人との関わり
・遊び
・経験
という学びを、学校教育にプラスすることしか私たちには出来ませんが、大人も自分たちでできることは限られているので、一緒に智慧を出し合い、子どもたちを一緒に育てられたらいいですね。

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